2009年7月28日火曜日

CUDAとリモートコンピューティング

技術的に多分可能だろうと言う思い付きです。



Windows標準のリモートデスクトップは動画等に弱いと言う特性がある。画面の更新された部分だけを転送するので更新部分が多いと対応しきれない。しかも殆どのゲームはリモートデスクトップ環境では動かない。

これはVNC系のリモートPCソフトでも言える。ゲーム等を動かせるように画面を全部エンコードする関係上、画面解像度が上がれば上がるほどサーバーのCPU使用率が上がってしまい、コマ落ちやブロックノイズが目立つようになる。

NECのLuiシステムはその点を克服したシステムだ。画面のエンコード等を専用チップに任せ、CPUの負担を軽減する手法をとっている。しかし対応するハードウェアやソフトウェアが非常に少なく、導入にコストがかかってしまう。

そこでCUDAが使えないだろうかと思いついた。

CUDAはnVidia社の汎用GPUコンピューティング技術であり、物理演算や流体シュミレーション等の並列処理が要求される場面で大いに力を発揮する。

それは動画エンコードにも言えるわけで、現に高速なエンコードソフトがいくらか出回り始めている。

これを既存のリモートコンピューティングに応用できないだろうか?

画面と音声のエンコードをCUDAで処理することができればCPUの負担も減る。それどころかCPUよりもかなり高速な演算が可能なので、より高い圧縮率の出せるコーデックを使うことができる。ネットワーク負荷も軽減できレスポンスも向上するのではないだろうか。

しかも、それなりに世に出回っている機材を使うので、人によっては新しいハードウェアを追加購入しなくても動かす事ができる。

問題は誰がどのようにソフトを作るかだ。リモートコンピューティングではクライアントソフトが様々なOSに対応している事が望ましいので、個人的にはオープンソースであってほしい。個人的にはVNCの機能として追加されるのが一番嬉しい。

え、ソフトができたら何を遊ぶかって?そりゃもちろんイリュージョン社のれ…おっと誰か来たようだ。

用語解説(という名の私の偏見)

VNC:サーバーの画面を丸ごと他の端末に送り、あたかも他の端末からサーバーを使っているように動作させられるソフト。音が送れない、サーバーへの負荷が大きい等難点も多いが対応するOSが多い。WindowsだろうとMacだろうとLinuxだろうと使える。回線速度さえあればいい子。

汎用GPUコンピューティング:少し前まで3Dにしか使えなかったGPUだが、CPUと比べて圧倒的な演算能力を秘めていたために「このままではもったいないお化けが出るぞ!他の用途にもGPUを使えないのか」と言った人がいた。そして今ではGPUを汎用的に使えるようになりましたとさ。そういったGPUの使い方を汎用GPUコンピューティングとか言います。

イリュージョン社:海外からも叩かれまくった日本の18禁ゲーム製作会社。叩いて販売規制するのはいいですけど、それだけでは社会の問題は全然解決しないと思うのですが…

2 件のコメント:

  1. 『おっぱいスライダー』 これでよし。

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  2. ちょwwwおまwwwww

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