秋にヤフオクでPENTAX 125SDHFが出品されました。前オーナーが大切にされていた代物のようで、多少のレンズ拭き跡はあるものの光学系のコンディションは良好そうです。
デジタルカメラ時代のSDPシリーズではなくフィルムカメラ時代のSDHFではあるものの、個人でギリギリ遠征運用可能なアポクロマート屈折望遠鏡、なおかつPENTAX製(←ここ重要)というのに惹かれてポチってしまいました。
受け取った。どうしよう。デカい。800mmF6.4はデカい。
現在のPENTAXが販売しているものでは一番デカいHD PENTAX-D FA 150-450mm F4.5-5.6 ED DC AWを並べてみたが、小さくて可愛い便利ズームレンズに見えてしまう。
一通り分解整備したところ、おそらく前オーナーが装着したまま忘れていたレデューサー(SMC PENTAX RC 0.77X 67)が出てきました。(前オーナーに確認したところ追加料金不要とのことだった。ありがたや)
レデューサーだけ若干カビ痕らしきものがあるが、周辺のみなので影響はあまりなさそう。いずれNSBテクノスさんあたりに整備お願いしようかと思います。67対応のレデューサーなだけあってこちらも非常に大きく、接眼部Dの対物側の内部にネジ込む形で装着されドローチューブ内に大きく食い込む形でした。
↑PENTAXの天体望遠鏡総合カタログより一部抜粋。これにはRC 0.77X 67は載っていません。どなたか当時のカタログ持ってたら複写させてください・・・
脱線ですが接眼部DはVixen VSD90SSでも使えます。このほうが望遠鏡のシルエットが格好いいと思います・・・ 諸々の設計や特許、技術者を引き継いでいただき、PENTAXの系譜を繋いでくれたVixenさんには足を向けて寝られません。
少し魔が差してVSD90SS~RC 0.77X 67~接眼部Dの構成を一度組み立ててみましたが、VSD90SSの後群レンズにRC 0.77X 67がモロに干渉します。ドローチューブをめいっぱい伸ばすとぶつからずに組み込めますが、怖くて無限遠での合焦ができるかどうかまで検証できませんでした。
脱線おわり。
さて、鏡筒を買ったは良いものの載せられる架台が我が家にありません。愛用しているPENTAX MS-3N赤道儀にこんなもの無理に乗せたらカウンターウェイトがいくらあっても足りないし、ウォームギアがやられること間違いなし。
本当はPENTAX MS-4赤道儀を調達したいけれど、何処にも出物がない。天文ショップやヤフオクあたりに出てくるのを根気よく待つしかなさそうです。昨年に一度ヤフオクで見かけた時に多少無理してでも落札すべきでした。正に、買わずに後悔するより買ってから後悔しろというやつです。
仕方がないのでAM5N赤道儀を発注しましたが、人気機種なので小海の星フェスに間に合いそうにありませんでした。テレスコ工作工房の斉藤さんに相談したところ、MS-55i赤道儀を1日借りられることになりました。
あいにく11月8日は大気の状態に恵まれませんでしたが、揺らぐ月面や木星、アルビレオなどを通りかかった方々に楽しんでもらうことができました。
個人的にはPENTAX公式さんが150SDPを毎年持ち込まれていたので覗き比べてみたかったのですけれど、今年は105SDPでした。150SDPはやっぱり重くて運用が大変らしい。去年の撤収時に「お神輿~」とか言って一緒に担がせてもらったのは正解でした。またいつか150SDPに会いたいなぁ・・・
時は流れまして小海星フェスが終わって約2週間後、AM5N赤道儀がやっと到着。
MS-3Nより軽いのに125SDHFを静かに軽々振り回すのが頼もしい。質量がないため突風に対して弱く感じますが、たぶんテレスコ工作工房さんからお借りしたPENTAX 55i赤道儀が素晴らしすぎるのだと思われます。質量に勝る振動対策はありませんね。
我が家のベランダではこのサイズの天体望遠鏡を動かそうとすると、動かし方によっては窓や柵に干渉して倒れかねません。リモート運用は危険ですね・・・
12月8日の土星食はベランダからこの鏡筒で動画記録を残してみました。直焦点でこれだけ迫力のある絵になるのはやはり楽しいですね。
貴重な鏡筒ですので、息子やその次の代まで使えるよう大切に管理・運用していこうと思います。